数字には分母を

先日、年金問題について書きました。

ふと考えていて気がついたこと。

「年金記録5000万件をどうするかなんて考えないで、人海戦術でも使って、全部の記録をつなぎ合わせればいいのに。
どうせ1億人ちょっとしか人間いないんだし。」

「うん。確かにそうだな。
社会保険庁の人間だけじゃなくって、役人総動員でやれば1年もありゃ終わるよな。」

「1億人全部回れば、80％くらいの不明分は解消するだろ。
その後で、解決策考えればいいのになあ。
今になって思えば、保険の不払い件数なんてかわいいもんだったなあ。」

「んん？？
よく考えたら、1億人の人口で5000万件？？
って、事は記録の半分がおかしいってことか！！」


ニュースの時点で5000万件なんて、軽々しく考えていたが、よく考えたら年金加入者の半分の記録がおかしいなんて制度としてありえませんね。
人海戦術っていったって公務員の残業代でとんでもない額の税金が使われちゃうし。
5000万件も驚きましたが、修正の為に10億円もの予算が組まれるのに誰も突っ込まないところも驚きました。
ニュースでは当たり前のように報道されてますけど、ミスしたら損金ではなく、予算増。
責任はいったいどこへ……