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「カンブリア宮殿新春スペシャル カルロス・ゴーンがすべて語る90分」
昨日放送のカンブリア宮殿スペシャルは、日産のカルロスゴーン社長がゲストだった。
実に面白かった。
1992年以降7年連続で赤字となり、破綻寸前となったルノーから日産に乗り込んできたゴーン社長。
当初、誰もが懐疑的だったリバイバルプランを発表し、実際に達成してきたその手腕。
そして現在の新技術である電気自動車の話、新型フェアレディーZの話などなど、見ごたえのある内容だった。
印象的な所が3点ありました。
いずれも、普段目にする新聞やクルマ雑誌ではなかなか大きく取り上げられないなと思いました。面白いと思いました。
その1、昨今の世界的不況への対応
自動車業界に例の無い事態であることを説明し、それが故に非正規雇用に手を付けていると説明していたこと。
昨今の左翼系のマスコミや政党、雰囲気まかせなマスコミは情緒的に派遣切りを糾弾するばかりという印象を受けるのですが、経営者の言い分や考えをじっくり紹介していて、テレ東らしいと思いました。
また、ゴーンは欧州自動車業界のトップになるんですってね。米国デトロイト・スリーが米国政府に要求しているような保護や援助を、欧州自動車業界も各国政府に求めるとのこと。
その影響は日本車メーカーと日本政府にも及ぶでしょうとのことでしたが、我が国のそんな動きはなかなか報道されていません。なんだか周回遅れになりそうな不安を感じました。
その2、日産は電気自動車にかなり力を入れていること
キューブベースのプロトタイプも紹介されていましたが、日本の「若者の車離れ」への対応としても、「日産ならではの魅力ある電気自動車を提供する」と言っていたことに驚きました。
電気自動車の量産で世界の先を行こうとしているとは思えども、若者が手に届くような低価格で販売する気だったとは。
理念は良いと思います。でもゴーンも自分の経験として言っていたけど、若者は中古車から車を手にすることが多いでしょうし、すぐには需要喚起にはつながらないのでは?と思いました。
手が届く価格で販売することは大いに賛成・応援したいですね。
そして最後のその3が、車の楽しさを語る時のゴーンの生き生きした目。
運転の楽しさ、町を走る車を眺める人にもワクワクさせられる車という製品の魅力をトップが生き生きと語っていました。
車の魅力について熱っぽく語る姿は、すごく印象的でした。
トヨタの渡辺社長にあの姿は想像出来ません。
ゴーンは優秀な経営者であるがゆえに、そんな車好きトークも計算された演出かなとは思いましたが、カーガイが会社を引っ張って行って貰いたいですね。
好きだからこそ、情熱を持って働けるのでしょうから。
また村上龍氏も言っていたけど、人への気くばりがすごい。
収録スタジオのオーディエンスに感謝とねぎらいの言葉を伝える番外編のシーンを見て、いかにこの経営者が非凡であるか痛感した。
中でも電気自動車については、来年中にも量産を開始し販売をスタートすると宣言していた。これも楽しみ。
現在自動車産業は非常に苦境に置かれています。
日産の復活もここ数年の世界的な景気回復の波の恩恵を受けた部分も多分にあったはず。
ゴーン社長の正念場はこの世界同時不況の波をどのように乗り切るか。
個人的にはその舵取りには大いに注目しています。
「人間が起こした問題は必ず解決出来る」
「改善の糸口は社員の中にある」
番組でのゴーンの言葉。
優秀な経営者に恵まれるかどうかで会社は変わります。
無能な自己中、社長業を楽しんでいる経営者が多いのが現実かもしれない。
そんな会社が成長・存続できるほど甘い時代ではなく、倒産が待っている・・・。
でもどんなに優秀な経営者がいても、結局、難局を乗り切る為に弱い立場の派遣社員、次に正規社員が切られる事実は変わらない。
自分自身を常に磨き、経済社会の中での自分自身の商品価値を高めないと生き残っていけない。
いくら会社が再生しても、その為に切られた中に入っては恨みが残るだけだ。
自分の身は自分で守らないとダメ。
番組を観てつくづく考えた。
だいぶ前に買った本だけど、久しぶりにまた読んでみようっと。
昨日放送のカンブリア宮殿スペシャルは、日産のカルロスゴーン社長がゲストだった。
実に面白かった。
1992年以降7年連続で赤字となり、破綻寸前となったルノーから日産に乗り込んできたゴーン社長。
当初、誰もが懐疑的だったリバイバルプランを発表し、実際に達成してきたその手腕。
そして現在の新技術である電気自動車の話、新型フェアレディーZの話などなど、見ごたえのある内容だった。
印象的な所が3点ありました。
いずれも、普段目にする新聞やクルマ雑誌ではなかなか大きく取り上げられないなと思いました。面白いと思いました。
その1、昨今の世界的不況への対応
自動車業界に例の無い事態であることを説明し、それが故に非正規雇用に手を付けていると説明していたこと。
昨今の左翼系のマスコミや政党、雰囲気まかせなマスコミは情緒的に派遣切りを糾弾するばかりという印象を受けるのですが、経営者の言い分や考えをじっくり紹介していて、テレ東らしいと思いました。
また、ゴーンは欧州自動車業界のトップになるんですってね。米国デトロイト・スリーが米国政府に要求しているような保護や援助を、欧州自動車業界も各国政府に求めるとのこと。
その影響は日本車メーカーと日本政府にも及ぶでしょうとのことでしたが、我が国のそんな動きはなかなか報道されていません。なんだか周回遅れになりそうな不安を感じました。
その2、日産は電気自動車にかなり力を入れていること
キューブベースのプロトタイプも紹介されていましたが、日本の「若者の車離れ」への対応としても、「日産ならではの魅力ある電気自動車を提供する」と言っていたことに驚きました。
電気自動車の量産で世界の先を行こうとしているとは思えども、若者が手に届くような低価格で販売する気だったとは。
理念は良いと思います。でもゴーンも自分の経験として言っていたけど、若者は中古車から車を手にすることが多いでしょうし、すぐには需要喚起にはつながらないのでは?と思いました。
手が届く価格で販売することは大いに賛成・応援したいですね。
そして最後のその3が、車の楽しさを語る時のゴーンの生き生きした目。
運転の楽しさ、町を走る車を眺める人にもワクワクさせられる車という製品の魅力をトップが生き生きと語っていました。
車の魅力について熱っぽく語る姿は、すごく印象的でした。
トヨタの渡辺社長にあの姿は想像出来ません。
ゴーンは優秀な経営者であるがゆえに、そんな車好きトークも計算された演出かなとは思いましたが、カーガイが会社を引っ張って行って貰いたいですね。
好きだからこそ、情熱を持って働けるのでしょうから。
また村上龍氏も言っていたけど、人への気くばりがすごい。
収録スタジオのオーディエンスに感謝とねぎらいの言葉を伝える番外編のシーンを見て、いかにこの経営者が非凡であるか痛感した。
中でも電気自動車については、来年中にも量産を開始し販売をスタートすると宣言していた。これも楽しみ。
現在自動車産業は非常に苦境に置かれています。
日産の復活もここ数年の世界的な景気回復の波の恩恵を受けた部分も多分にあったはず。
ゴーン社長の正念場はこの世界同時不況の波をどのように乗り切るか。
個人的にはその舵取りには大いに注目しています。
「人間が起こした問題は必ず解決出来る」
「改善の糸口は社員の中にある」
番組でのゴーンの言葉。
優秀な経営者に恵まれるかどうかで会社は変わります。
無能な自己中、社長業を楽しんでいる経営者が多いのが現実かもしれない。
そんな会社が成長・存続できるほど甘い時代ではなく、倒産が待っている・・・。
でもどんなに優秀な経営者がいても、結局、難局を乗り切る為に弱い立場の派遣社員、次に正規社員が切られる事実は変わらない。
自分自身を常に磨き、経済社会の中での自分自身の商品価値を高めないと生き残っていけない。
いくら会社が再生しても、その為に切られた中に入っては恨みが残るだけだ。
自分の身は自分で守らないとダメ。
番組を観てつくづく考えた。
だいぶ前に買った本だけど、久しぶりにまた読んでみようっと。
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[05/15 backlink service]
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