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国家の品格
著者:藤原 正彦
出版社: 新潮社 (2005/11)
価格: ¥ 714 (税込)
一気に読みました。とても気に入っている本です。
今の世の中の動き、日本の将来のあるべき姿、進むべき道について語られています。
日本人なら、日本を愛する方なら必読の本ではないでしょうか。
日本は国柄を失うことで「国家の品格」を失ってしまった。失った日本の国柄とは
「情緒」と「形」であると著者は記している。情緒とは懐かしさやもののあわれ、
形とは武士道精神からくる行動基準を指している。
ともに日本人を特徴づけるものであり国柄とも言うべきものであった。
これを取り戻すことは、いかに時間がかかろうとも現在の日本や世界にとって
最重要課題であると著者は主張している。
そして、近代的合理精神の限界を示唆し、資本主義論理に対して
「論理的に正しいことと善悪は別次元のことである」とここでも論理ではなく
情緒や惻隠の情の尊さを訴えている。
著者の考えは論理には出発点があって、その出発点を正しく選ぶため
に必要なもの、それは日本人の持つ美しい情緒や形であるとしている。
そしてこれは日本人特有のものであるとも訴えている。
「祖国とは国語」でもあったように、情緒や形を育てる主力は読書であるとするところに
著者主張の一貫性を感じる。
そして、一読者として「人間にとって最も重要なことの多くが、論理的に説明できない」
この一文が心に残りました。
美しい情緒は心の安定化装置であり、「戦争をなくす手段になる」
日本人一人一人が美しい情緒と形を身につけ、品格ある日本を保つことは、
日本人として生まれた真の意味であり、人類への責務であると締め括っている。
私の大好きな国、「ニッポン」。
みなさん、自分の祖国・日本に誇りを持って生きていますか?
どれだけ外国人にあこがれても、私たちは見た目も、考えも、話す言葉も全部日本人なのです。
日本の一番美しいもの、「情緒」これを忘れずに生きていかなければならないし、次の世代へ伝えていかなければならないのです。
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